犬のスキンケア・お手入れのギモン(12問)

犬のスキンケア・お手入れ
シャンプー、ブラッシング、爪切り、耳そうじといった体のお手入れをまとめました。それぞれの頻度の目安から始めて、家で上手に洗うコツや、ブラッシングを嫌がる犬に慣れてもらう進め方を扱っています。カットが必要な犬種とそうでない犬種の違い、換毛期に役立つ道具のように、犬種や季節によって変わる部分にも触れました。あわせて、散歩から帰ったあとの足裏のケア、フローリングで滑る原因になる足裏の毛、乾燥しやすい肉球へのクリーム、涙やけを予防するためのお手入れなど、見落としやすい箇所についても答えています。

監修 獣医師 渡邊 遥おうち de ペットクリニック

犬のシャンプーの頻度はどれくらいが適切ですか?

室内飼いの場合、月に1〜2回程度が目安です。洗いすぎは皮膚の油分を奪い、乾燥や皮膚炎の原因になるため逆効果です。お湯に溶かして浸かるだけで全身を洗える入浴タイプのシャンプーなら、洗う負担を軽くできます。

ゴシゴシこすり洗いや泡立てをする必要がないためデリケートな地肌を傷つけず、セラミドなどの保湿成分が皮膚の乾燥を防ぎます。シャワーやすすぎの負担も最小限に抑えられるため、お風呂が苦手な子やシニア犬のケアにも最適です。

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トリミングが必要な犬種と、不要な犬種の違いは何ですか?

トイプードルやマルチーズなどの「シングルコート(毛が伸び続ける)」の犬種は定期的なカットが必要です。チワワや柴犬などの「ダブルコート(一定で抜ける)」はカット不要(ブラッシングが重要)です。

爪切りはどのくらいの頻度で行うべきですか?

月に1回程度が目安です。歩くときにフローリングで「カチャカチャ」と音が鳴るようになったら、爪が伸びているサインです。

爪切りを怠って伸びすぎると、爪が巻いて肉球に刺さってしまったり、歩き方が不自然になって足腰に負担がかかることがあります。また、伸びた爪はカーペットなどに引っかかって折れたり割れたりしやすく、出血や痛みの原因にもなります。定期的なお手入れで、こうしたトラブルを未然に防いであげましょう。

犬の耳掃除はどのようにすればいいですか?

犬の耳には、奥の汚れを自然に外へと排出する「自浄作用」が備わっています。耳掃除の頻度は、愛犬の犬種・体質・耳の状態に合わせて「段階的」に変えていきましょう。

①基本の日常ケア
目に見える「耳の外側(ヒダの部分)」に少し汚れがある程度なら、そのつど軽く拭き取るだけで十分です。

②耳が汚れやすい犬種のしっかりケア
月1回を目安に、専用のイヤーローションを使った本格的な耳掃除を行いましょう。
イヤーローションを含ませたコットンで優しく拭き取ります。綿棒を奥まで入れると耳垢を押し込んでしまうのでNGです。
拭き取りが終わったら、しっかり乾かしましょう。

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ブラッシングは毎日しないといけませんか?

できれば毎日が理想です。毛玉の防止、抜け毛の除去だけでなく、皮膚を刺激して血行促進や新陳代謝を促したり、ノミ・ダニの早期発見、愛犬とのスキンシップを通じて体調変化の早期発見にも役立ちます。

また、専用のグルーミングスプレーを使用することで静電気や乾燥を抑え、ブラッシング時に抜け毛が周囲に舞い散るのを防ぐことができます。無香料で舐めても安心なものを選びましょう。

犬の足裏の毛(肉球の間の毛)は剃るべきですか?

定期的にバリカンなどで剃るべきです。毛が伸びると肉球が隠れてフローリングで滑りやすくなり、関節(パテラなど)を痛める原因になります。

お散歩から帰ってきた後の「足裏」の正しいケア方法は?

晴れた日の散歩後など軽度の汚れであれば、濡れたウェットティッシュや固く絞ったタオルで拭く程度で十分です。
毎回のようにシャンプーで洗うと皮膚が乾燥して肉球がひび割れる場合があるため注意しましょう。
雨上がりや泥遊び後など、汚れがひどい場合は、ぬるま湯でシャワーや洗面器を使って洗い流しましょう。

洗い流さないタイプの「足専用シャンプー」があると、お風呂にいかなくても手軽にケアできるため、わんちゃんのストレスになりづらく、飼い主さんの負担も減るのでおすすめです。
また、拭き取りやシャンプー後は、肉球をしっかり保湿することも大事です。

犬の「肉球ケア」にクリームは必要ですか?

乾燥する冬場や、お散歩でアスファルトをよく歩く犬には必要です。カサカサを放置するとひび割れて痛むため、ペット用の肉球クリームで保湿してあげてください。ケア用品を選ぶ際は、ミツロウやシアバター、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているかを確認すると、カサつきやすい肉球にも早くなじみます。国内製造・完全無添加で万が一舐めても安心な処方のため、毎日のスキンケアに安心してお使いいただけます。

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涙やけ予防のためにできるお手入れはありますか?

自宅でできるケアとしては、こまめに目の周りの涙を拭き取ることが第一です。
すでに変色していたり、目ヤニが固まっている場合は、ペット用の涙やけ対応ローションやクリーナーを活用すると良いでしょう。
その場合は、ローションが眼球に入らないよう注意することと、やさしい成分であるものを選ぶようにしましょう。

また、目の周りの皮毛のカットも大事です。
目の周りの毛を短く整えることで、毛が眼球に触れる刺激と、涙が被毛に付着するリスクを減らすことができます。目周りのカットになれていない場合は、トリマーなどプロに依頼しましょう。

犬のシャンプー、お家で上手に洗うコツは?

シャワーヘッドを皮膚にピタッと密着させてお湯を出すと、音や振動が抑えられて犬が怖がりにくいです。お尻側から徐々に頭の方へ向かって濡らしていきます。

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犬の抜け毛が酷い時期(換毛期)に役立つグッズは?

抜け毛をしっかりキャッチする除毛ブラシや、洋服を着せて部屋への飛散を防ぐ対策が有効です。
また、空気清浄機の稼働も必須です。
さらに、換毛期の日々のブラッシングにはグルーミングスプレーを合わせて使用するのが非常におすすめです。専用のグルーミングスプレーを使用すると、静電気や乾燥を抑え、ブラッシング時に抜け毛が周囲に舞い散るのを防ぐことができます。無香料で舐めても安心なものを選びましょう。

ブラッシングを嫌がる犬への慣らせ方は?

最初はブラシを見せるだけで褒めておやつをあげ、次に一撫でして褒める、というようにステップを踏みます。「ブラシ=美味しいものがもらえる」と覚えさせます。

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