猫のサプリメントのギモン(6問)

猫のサプリメント
猫にサプリメントを取り入れるときの考え方と、続けるための工夫をまとめました。そもそも与えたほうがいいのかという前提から、食前と食後のどちらで与えるのがよいかまでを扱っています。とくに相談が多いのが、食べてくれないという悩みです。警戒心が強くて粒タイプを口にしない猫への対策や、サプリを混ぜたごはんを一口も食べなくなってしまったときの戻し方に答えました。あわせて、くしゃみや目ヤニが出やすい体質、腸内環境と免疫のケアについて、どのような成分が関係するのかも取り上げています。

監修 獣医師 渡邊 遥おうち de ペットクリニック

猫にサプリメントは与えた方がいいですか?

基本的にはバランスの取れた総合栄養食を食べていれば必須ではありませんが、目的に応じて取り入れている飼い主さんも多いです。お悩みに合わせて、以下のような選択肢があります。

・お口の環境をケアするもの(ごはんにふりかけるタイプ)
・腸内環境や毛艶をケアするもの(乳酸菌と植物酵素)
・お腹と免疫をケアするもの(鹿角霊芝や冬虫夏草)
・不安やストレスをケアするもの(GABA・テアニン)
・腎臓の健康維持をケアするもの(ウラジロガシ・活性炭)
・目ヤニや涙目、くしゃみが気になる子の免疫維持をケアするもの(L-リジン)

関節ケアや毛並み改善など、はっきりした目的がある場合は、事前にかかりつけの獣医師に相談の上で取り入れると安心です。

猫がすぐくしゃみをしたり、目ヤニが出やすい時に良い成分はありますか?

季節の変わり目や免疫力が落ちている時などに、くしゃみや目ヤニ、涙目といった症状が出やすくなることがあります。こうした時期のケアには、必須アミノ酸「L-リジン」を取り入れる方法もございます。L-リジンと、お腹の免疫を支える乳酸菌を合わせて配合したタイプなら、目や鼻まわりの健康と免疫の維持を同時に支えられます。

猫の腸内環境と免疫力のケアに役立つ成分はありますか?

「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」は、β-グルカンなどを含み、免疫ケアの分野で注目されている成分の一つです。鹿角霊芝や冬虫夏草を乳酸菌と組み合わせたタイプは、腸内環境と免疫の両方を意識したい場合の選択肢になります。

非常に警戒心が強く、粒タイプのサプリを絶対に食べない猫への対策は?

猫は犬よりも食事への警戒心が強いため、粒のサプリをそのまま食べない子もいます。なかなか食べない場合は、お気に入りのウェットフードや液状のおやつ(チュールなど)に完全にすり潰して混ぜ込んで与えてください。サプリメントは猫ちゃんが嫌がらない味付けの工夫がされています。

ただし、商品によってはコーティングされていたり、すり潰すことで成分の効果や吸収に影響が出るものもあるため、与える前に必ずパッケージの記載を確認するか、かかりつけの獣医師に相談してから行うようにしてください。

猫がサプリを混ぜたご飯を一口も食べなくなってしまった時の対処法は?

猫は非常に鼻が良いため、いつもと違う僅かなニオイを察知して食い渋ることがあります。その場合は、まず「ほんの耳かき1杯程度」の極少量をご飯に混ぜ、気づかないレベルから数日かけて存在に慣れさせていきましょう。徐々に量を増やして目安量に近づけていく「ステップアップ方式」を取り入れると、上手く食べてくれるようになります。

猫のサプリメントを与えるタイミングは食前・食後どちらが良い?

基本的には「食事と一緒(食中)」または「食後」に与えるのがベストです。ご飯に混ぜて与えるサプリメントが多いため食事と同時が最もスムーズですが、それにより、ご飯の消化吸収を助ける酵素などの成分が効率よく働いてくれます。また、胃が空っぽの食前よりも、食後の方が胃酸による影響を受けにくく成分が届きやすいというメリットもあります。

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