猫のスキンケア・お手入れのギモン(9問)

猫のスキンケア・お手入れ
猫のお手入れをまとめたカテゴリで、いちばん質問が多いのは爪切りです。どのくらいの頻度で行うか、なぜ必要なのか、切らないとどうなるのか、爪とぎをしているのに切る必要があるのかを順に答えています。毛のケアについては、短毛種にもブラッシングが必要な理由と、固まってしまった毛玉のほどき方を扱いました。あわせて、目ヤニのケア方法、家でできる耳そうじの範囲、あごに黒いポツポツができる顎ニキビへの対処、ひげを切ってもよいのかといった、気づいたときに調べたくなる項目を集めています。

監修 獣医師 渡邊 遥おうち de ペットクリニック

猫の爪切りはどれくらいの頻度でやればいいですか?

2週間〜3週間に1回程度が目安です。前足は特に伸びやすく、放っておくとカーテンなどに引っかかって怪我をします。

爪切りの際は、爪の中にあるピンク色の血管や神経が通っている部分(クイック)を切らないよう注意が必要です。深く切りすぎると出血や痛みを伴い、次回から爪切り自体を嫌がる原因にもなります。透明〜白っぽい部分の先端だけを少しずつ切るようにし、不安な場合は無理をせず、動物病院やトリミングサロンでお願いするのも一つの方法です。

猫の爪切りはなぜ必要ですか?切らないとどうなってしまいますか?

猫は自分で爪研ぎをしますが、古い爪の外殻を剥がしているだけで、爪自体はどんどん鋭く伸びていきます。特に運動量が落ちるシニア猫は爪が削れにくくなり、そのまま放置すると爪が丸く巻き込んで自分の肉球に深く突き刺さり、激しい痛みと化膿を引き起こします。また、猫と人の両方の怪我を防ぐためにも、定期的な爪切りが必要です。

猫が爪とぎをしているのに爪切りは必要ですか?

必要です。猫の爪とぎは「爪を鋭く研ぎ澄ます行為」であり、短くするものではありません。尖ったままだと危険なため、先端をカットする必要があります。爪切りが苦手な猫ちゃんは、寝起きなどのリラックスしている時を狙い、1日に全部切ろうとせず「今日は1本だけ」というように数回に分けて、終わったらすぐにおやつをあげて良い印象を残します。

猫のブラッシングは短毛種でも必要ですか?

必要です。
猫は短毛種でも毎日たくさんの毛が抜けます。ブラッシングを怠ると、毛繕いで自分で飲み込む毛の量が増えお腹に毛玉が溜まる原因(毛球症)になります。
また、ブラッシングは、抜け毛の除去以外にも、皮膚を刺激して血行促進や新陳代謝を促したり、猫ちゃんとのスキンシップを通じて体調変化の早期発見にも役立ちます。
専用のグルーミングスプレーを使用すると、静電気や乾燥を抑え、ブラッシング時に抜け毛が周囲に舞い散るのを防ぐことができます。無香料で舐めても安心なものを選びましょう。

猫の目ヤニが気になる時のケア方法は?

湿らせたガーゼやコットンで優しく拭き取りましょう。毎日大量に目ヤニが出る、色が黄色や緑色、目が開けづらそうにしている場合は結膜炎などの病気の可能性があります。症状が続く場合や悪化する場合は、自己判断せず早めに動物病院を受診してください。

普段のケアとして、免疫維持をサポートするL-リジンを配合したサプリメントをごはんに混ぜて取り入れるのもおすすめです。
サプリメント等のご使用について、病気が疑われる場合はまずは獣医師への相談をおすすめいたします。

猫のひげは切っても大丈夫ですか?

絶対に切ってはいけません。猫のひげは空間を認識する高感度なセンサー(触覚)の役割を果たしているため、切ると平衡感覚を失い動けなくなってしまいます。

猫の「耳掃除」はお家でどのように行うべきですか?

猫の耳の皮膚は非常に薄いため、基本は市販のウェットシートで見える範囲を優しく拭くのみにします。綿棒を奥まで入れると外耳炎の原因になるため絶対に避けてください。

猫の「アゴ」に黒いポツポツ(顎ニキビ)ができた時のケアは?

皮脂の分泌過多やプラスチック製食器の雑菌、グルーミング不足などさまざまな原因があります。
原因を特定し、食器を陶器やガラス製に変えたり、食事後のあご下のケアを行うなど対策していきましょう。
自宅でできるケアとしては、ぬるま湯で濡らしたコットンであごを優しく拭き取って清潔に保つことが大事です。
猫専用のケア用品を用いるとより効果的なケアが可能になります。ケア用品は、天然成分など皮膚に優しい成分であること、猫が舐めてしまっても問題ないものを選びましょう。

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猫の「毛玉」がガチガチに固まってしまった場合の対処法は?

ハサミで無理に切ろうとすると、引っ張られた皮膚を一緒に切り落としてしまう大事故に繋がります。皮膚と毛玉の間にコームを差し込んで少しずつほぐすか、プロのトリマーや動物病院に任せてバリカンで剃ってもらうのが安全です。

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