健康・フード・グッズのギモン(7問)

健康・フード・グッズ
犬と猫のどちらにも当てはまる、健康とモノまわりの疑問を集めました。ペット保険に加入するかどうかの考え方や、災害時に最低限用意しておくものなど、落ち着いているうちに決めておきたいことが中心です。あわせて、寝てばかりいるのは病気なのかという、判断に迷う体調のサインも取り上げました。フードについては、開封後の正しい保存方法、シニア用に切り替える時期の見極め方、肥満を解消する正しい減量の進め方を扱っています。家具をかじる・引っ掛く行動をどう防ぐかという、暮らしのなかの困りごとにも答えています。

監修 獣医師 渡邊 遥おうち de ペットクリニック

ペット保険には加入しておいた方がいいですか?

ペットには公的な医療保険がないため、治療費は100%自己負担になります。万が一の大きな手術や通院に備え、若いうちに加入を検討することをおすすめします。

注意点として、一度何らかの病気にかかった後にペット保険へ加入しようとすると、その持病(既往症)は補償の対象外になったり、保険会社によっては加入自体を断られたりするケースがあります。年齢が上がるほど審査が厳しくなる保険会社も多いため、「うちの子は元気だから大丈夫」と先延ばしにせず、健康なうちに検討しておくと安心です。

ペットの災害対策として最低限用意するものや注意点は?

最低5〜7日分以上の療養食・いつものフードと水、常備薬、予備の首輪・リード、ペットの身元証明(写真やワクチンの記録)を避難リュックにまとめておきます。

それ以外にも、以下のような点を事前に確認・準備しておくと安心です。

避難先の確認:お住まいの自治体がペット同行避難に対応しているか、近隣の避難所がペット受け入れ可能かを事前に調べておく

キャリーバッグ・ケージ:避難所では基本的にケージ収容が求められるため、普段から中に慣れさせておく

マイクロチップ・迷子札:災害でペットとはぐれてしまった場合に備え、身元がすぐわかるようにしておく

簡易トイレ用品:トイレシーツや猫砂、排泄物処理用の袋なども多めに備蓄しておく

ペット用の防災手帳:ワクチン接種状況や持病、かかりつけ動物病院の連絡先をまとめておくと、避難先でも獣医師に正確な情報を伝えられる

普段からケージやキャリーバッグに慣れさせておくことも、いざという時にペットのストレスを減らす重要な準備の一つです。

ペットフードの正しい保存方法は?

密閉容器に入れ、直射日光、高温多湿を避けた涼しい場所(常温)で保管します。冷蔵庫への出し入れは結露によるカビの原因になるため、基本的にはNGです。

保存期間や具体的な保存方法はフードの種類やメーカーによって異なる場合があるため、詳細は必ず商品パッケージの記載を確認するか、不明な点があればメーカーに問い合わせるようにしてください。

犬猫が寝てばかりいるのは病気ですか?

犬は1日12〜15時間、猫は1日14〜16時間(子犬・子猫やシニアはそれ以上)眠るのが正常です。ただし、起きている時も元気がなく、食欲がない場合は病気を疑います。

ペットが家具をかじる・引っ掻くのを防ぐにはどうしたらいい?

犬や猫が家具をかじる行動は、歯のかゆみ、ストレス、運動不足、または退屈が主な原因です。
主な対策として
・家具の脚や角にカバーを付けるなどして物理的にガードする
・噛む用のおもちゃを与えて欲求を満たす
・日々の散歩や遊びの時間を増やし、運動不足やストレスを発散
・ペットが嫌がる苦みや柑橘系のスプレーを家具に吹きかける。
などがあります。

※スプレーは根気よく学習させる必要があり、効果にも個体差があります。

ペットの年齢で「シニア用フード」に変えるタイミングの見極め方は?

7歳頃が目安ですが、急に変える必要はありません。運動量が落ちてきた、太りやすくなった、ウンチがゆるくなりやすくなったなどの変化が見られたら、シニア用に徐々に切り替えます。

愛犬・愛猫の「肥満」を解消するための正しいダイエット方法は?

急激な絶食は体(特に猫の肝臓)に大負担をかけます。まずはフードを低カロリーなダイエット用に変え、おやつの量を減らし、室内での遊び(運動)を1日10〜15分増やすことから始めます。

適切な減量ペースや目標体重は、その子の年齢・体質・持病の有無によって異なります。自己流で急に食事量を減らしたりせず、健康診断のタイミングなどでかかりつけの獣医師に相談しながら、無理のないダイエット計画を立てていくのがおすすめです。

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